セックス・カフェイン・柴田聡子(前編)

日付
November 5, 2024
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「セックス・アルコール・山下達郎」

そう言ったのはケン・イシイやススム・ヨコタと並ぶジャパニーズ・テクノ・レジェンドのサワサキヨシヒロ。先頃リリースされたTRANSONICのコンピでもトップバッターで素晴らしい楽曲を提供している。確か、雑誌ele-kingで砂原良徳か誰かとの対談で出てきた言葉である。この記事を読んだのがおそらく18〜19歳の頃。まだまだ青臭いガキながらにもセックスの快楽は存じていたし、ドラッグよりはアルコールの方が良いだろう、ロックロールよりは山下達郎か…と合点がいくような、いかないような(笑)。とにかく刺さる言葉で印象に残っていて現在に至る(笑)。

そして今は曲がり(間借り⁉︎)なりにもコーヒー屋、アルコールよりはカフェインだろうと。

さて、柴田聡子である。

好きになったきっかけはなんだろうか。どこで初めて知ったのかが思い出せない。リアルタイムで聴き出したのは「いじわる全集」の頃。音楽的嗜好個人史で言えば2010年前後からSSWが急にグイグイ食い込んできた時期で前野健太とかあだち麗三郎とか三輪二郎、豊田道倫とかが気になり出したのがこの時期。バンドよりソロの方が好きだったりする。ceroは全然聴かないけど高城晶平のソロは好きだったり、片想いもそんなに琴線触れないけど伴瀬朝彦は大好きとかそんな感じ。

さてさて、柴田聡子である。

丁度、「いじわる全集」がリリースされた頃に初めて訪れた北浜のFOLK old book storeの店内BGMで延々と「いじわる全集」がリピートされていて、何かしら古本買った記憶はあるけど、何を買ったか覚えていない。掴みどころがあるような、ないような、それでいてキラーなフレーズが連発する歌詞の圧倒的な世界観にヤラれた。その日はCDを買うのは我慢した。後日、京都のUrBANGUILDでLIVEを見る事に決めていたので、その時に買おうと決めていたからである。

そしてLIVE当日。圧巻のギター弾き語り。歌詞、楽曲の良さはさることながら、シンガーとしてもスゴいなと。上手な人は本当に音源と全く同じ声を聴かせてくれる。LIVE終了後にCDを買ってご本人に初めてLIVEに来た事、めちゃくちゃ良かったとかそんな簡単な感想を伝えてサインを頂いた。良い人だった。それが2014年6月の事。もう10年経ったのか。

歌詞カードにもサインくれた。

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それ以来、大阪や京都でのLIVEには足繁く通っている。

梅田シャングリラ、京都磔磔、十三ファンダンゴ、梅田クラブクアトロ…

印象に残ってるのが確かファンダンゴでの「がんばれ!メロディー」のツアーだったの記憶してるけどアンコールで一曲目にやった曲と同じ曲をした事(確か「結婚しました」だったと思う)。色んなミュージシャンのLIVEてわアンコールで同じ曲聴いたのは初めてで衝撃だった(笑。でも去年の夏のグ邸でのSummer Eyeは曲があんまり無いからって3曲同じのをアンコールで演奏してた笑。思えばこの時期はIN FIRE体制でのレパートリーがまだ少なかった⁇のかも。)

あとは今年の3月のクアトロの潔いアンコール無し。コレも初めての経験だった。多分会場にいたお客さんは全員が満足してアンコール無しでもいいよって気持ちになってたんじゃないか。心の中でガッツポーズしてたんじゃないか。そんなLIVEだった。

さて、明後日はどんな柴田聡子が見れるだろうか。LIVE後に後編を書こうと思う。

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この記事はnoteからの転載です。 https://note.com/temaecoffee テマエコーヒーの ショップ X Instagram